エコー検査について

超音波検査(エコー検査)を受けたことがありますか?


エコー検査は、組織に超音波ビームをあてて、その跳ね返り方の違いを利用して画像をつくる検査です。

レントゲン検査やCT検査と違って被爆がないため、妊婦検診で赤ちゃんの様子を見る時に使われています。

リアルタイムに画像を見られるので、痛みがあったり、こぶがある箇所などをその場であてながら画像を確認できることも大きな特徴です。


超音波の性質として、空気や骨があるとビームが遮られてしまうため、骨の内部や、空気を多く含む臓器(肺や腸管など)の観察には適していません。しかし、超音波が届くところであれば、どこの臓器でも見ることができます。


具体的な臓器としては、

・腹部エコー:肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓

・腎・泌尿器エコー:腎臓、膀胱、前立腺

・子宮、卵巣

・心臓

・甲状腺

・乳房

・血管(頸動脈、大動脈、下肢静脈)

・軟部組織

・リンパ節

など。


胆嚢の観察には禁食が必要だったり、膀胱の観察には尿溜めが必要だったりと、一部の臓器には制限がある場合もありますが、

受診いただいた時にすぐあてあられるというのがエコー検査の良いところです。


患者さんにも自分の体のことを知って欲しいと思っているので、エコーをあてながらできる限り説明をするように心がけています。

検査中でも、聞きたいことがあればお気軽にどうぞ😊


検査中に患者さんが眠たくなってしまうのはエコー検査あるあるですが、リラックスして頂いているというのは嬉しいことです。


エコーでどんな病気を見つけることができるかは、またの機会にご紹介します👋


エコー検査をご希望の場合は、内科(医師:門阪)または消化器内科の外来をご予約ください。